脊柱の触診
• 触診の方法は一番の基本通り棘突起を両中指で触診する方法と片手の三指を揃えて指の腹で棘突起と横突起をなぞるように触診。
• 三指で接触とは中指で棘突起、示指・環指で横突起に接触して触診する
• 歪みが見つかったら椎骨の上下の椎骨を合わせて細かく触診。
• プルアンドプッシュで曲突起を左右から動かして椎骨の動きを確認。
• 母指球を使って横突起を押圧して椎骨の動きを確認。
• 脊柱起立筋などの椎骨の周辺筋を触診。
• 歪みを見つけた周辺の筋肉だけでなく、背部の筋肉のバランス、左右の違い筋肉の状態の違いなども触診・視診をする。

フェンサーズスタンスでの触診
触診での基本のスタンスである
頭持ちー頭の位置は軽く顎を引く
目付けー視線は手からなるべく離して脊柱を診る
手構えー触診の基本の手作り
胴作りー反り返り過ぎず少し猫背になるくらい
足構えー前後に開き内転筋を使って安定させる(フェンサーズスタンス)
という基本姿勢から触診をする

脊柱のスプリングテスト
• 手根部(カルケニアル)を接触部位として椎骨を動かす。
• このテクニックは押すのではなく、引くテクニックという事を間違えない。
• 頭方から皮膚のたるみを取りしっかりとコンタクトする。この時に棘突起(椎弓部と椎体部を頭の中だけで離して考える)
• 頭方から胸椎は動かないと解剖学では言われているが、棘突起を角度と椎体の関節面の角度を考えると頭方から少しだけ押圧しながらしっかりと皮膚のたるみを取り手根部で曲突起を包み込むようにコンタクトする
• 動かす椎体の方向は関節面の圧の方向であるが接触部位は棘突起であるので皮膚のたるみを取る方向と椎骨を動かすためにかける圧の方向が少し違うのでしっかりと皮膚のたるみを取る。
• 手で押すのではなく、自分の体を使って押圧して一気に引く。
• ターグルスタンス、フェンサーズスタンスどちらでも構わないがターグルスタンスが基本。
• ハンマーハンドとなる手の豆状骨(パイシフォーム)をネイルハンドの
手根部の手の背面にコンタクトして軽く手首を握る。
• 一歩頭方へ!
• 皮膚のたるみを取る、椎体の関節面に向かって押圧、引く。これを繰り返す。
• 胸椎のスプリングテストであるが、T1~S2までの椎骨をスプリングする。



プルアンドプッシュ

