施術をしていて「この患者さん、もっと改善できるはず…」と感じたことはありませんか?
筋肉や関節へのアプローチをしっかり行っているのに、なぜか可動域が伸びない、痛みが再発する…。その原因の一つとして近年注目されているのが「骨膜」です。
骨膜は骨の表面を覆う薄い膜ですが、実は豊富な神経・血管ネットワークを持ち、身体の深部感覚や筋肉の収縮に大きく関与しています。骨膜の機能が低下すると、関節の動きが制限され、筋肉のパフォーマンスも落ちてしまうのです。
PDAテクニック(Periosteal Dynamic Adjustment)は、この骨膜へ安全かつ正確にアプローチする手技。通常の筋肉マッサージや関節モビライゼーションでは届かない領域を刺激し、瞬時に関節可動域と神経反応を引き上げます。
特に慢性的な肩こり・腰痛、スポーツ障害、術後の可動域制限などに驚くほどの効果を発揮。経験豊富な施術家であればあるほど「なぜ今まで知らなかったのか」と驚くでしょう。
次回は、骨膜アプローチがなぜこれほど即効性を持つのか、その科学的メカニズムを解説します。